2010.03.31
シボレー・クルーズ・エコ: 価格はそのままでハイブリッド並の低燃費を実現
• クルーズ・エコ、セグメント・トップレベルの40mpg(予測値、高速)を実現
• クルーズ・LT、LTZグレードには、RSスポーツ・アピアランス・パッケージ(オプション)を用意
米ニューヨーク-米ゼネラルモーターズ(GM)は28日、ニューヨークオートショーにおいて、2011年型シボレー・クルーズ・エコを発表した。低燃費が特長のコンパクトカー、クルーズ・エコに搭載されるエンジンは、可変バルブタイミング技術によるエコテック1.4Lターボで、6速マニュアル・トランスミッションとの組み合わせにより40mpg(予測値、高速)の燃費を実現した。クルーズ・エコはコンパクトカー・セグメントにおいて最高の燃費性能を発揮することが期待されると同時に、ミッドサイズ・クラスの存在感も兼ね備えている。
シボレーのマーケティング担当米国副社長、ジム・キャンベルは、「クルーズ・エコはハイブリッド並の燃費を従来の価格で実現した。シボレーは電気自動車のボルトを始めとして、ガソリン消費の少ないクルマからガソリンを消費しないクルマまで、幅広いラインアップで新製品を積極的な展開を続けているが、クルーズ・エコも今回その仲間入りを果たした」語った。
また、クルーズ・LT、LTZグレードには、オプションでRSスポーツ・アピアランス・パッケージが用意される。
クルーズは、卓越した燃費性能、圧倒的な品質、トップレベルの安全評価を実現するために一新されるシボレー・スモール/コンパクトカー・ファミリーの第1弾である。米国およびカナダ市場向けクルーズの各モデルは、米オハイオ州ローズタウン工場にて生産される予定である。シボレーは今年2月、ローズタウン工場の生産ラインのシフトを3直化することを発表。従業員を1,200名増員して、クルーズの生産立ちあげをスムーズかつ迅速、完璧に行うための準備を進めている。また、工場の設備改修と、新しい最新鋭の製造機械導入にあたり、3億5,000万ドル以上の投資が行われた。
キャンベルは、「今回の投資により、市場の需要に応え、ユーザーに迅速に車両を供給できる生産体制が考えられる限り最高の形で整った。アメリカのユーザーに最良のタイミングでお届けできる最良のクルマ、それがクルーズだと思う」と語った。
クルーズ・エコの詳細
可変バルブタイミング技術を新たに加えたエコテック1.4Lターボエンジンを搭載するクルーズ・エコは、ラインアップ中、最も燃費の優れたモデルとして開発され、6速マニュアル・トランスミッションとの組み合わせにより、40mpg(予測値、高速)の燃費を実現している。市街地燃費およびオプションの6速オートマチック・トランスミッションを搭載するクルーズ・エコの燃費については、発売日までに最終確定する。
クルーズ・エコは、空力特性の向上や大幅な重量低減、転がり抵抗の低減などのさまざまな技術によって、大幅に燃費を改善した。その詳細は以下のとおりである。
• ロア・フロントグリル・エアシャッター。高速走行時に閉じることで空力特性を改善し、低速時に開くことでエンジンの冷却フローを最適に維持
• アッパーグリルにも多くの「シャッター」が設けられ、空力特性を改善
• ロア・フロント・エアダム・エクステンションやアンダー・ボディパネルの活用、リア・スポイラーによる空力特性の向上
• 車高を低くすることで、空力特性を改善
• 専用17インチ軽量アルミホイール
• 17インチ・グッドイヤータイヤによる超低転がり抵抗
マニュアル・トランスミッションモデルの最終減速比も最適化され、燃費の改善と走行時のパフォーマンスの向上が図られている。クルーズ・エコの0~60mph加速は、マニュアル・トランスミッションの場合で約10秒、6速オートマチックの場合で約9秒と予測されている。
発売開始は、2010年第4四半期を予定。
クルーズ・RSの詳細
クルーズのスポーティなプロポーションの完成度をさらに高めているのが、LTおよびLTZグレードにオプションで用意されるRSスポーツ・アピアランス・パッケージ。ユニークなフロント・フェース、サイド・アンダーモールディング、リア・スポイラー、フォグランプにより、このクルマのスタイリングがより一層向上している。このパッケージには質感の高いインストルメント・クラスターも与えられ、標準のシルバー仕上げの代わりにクロームのアクセントリングがあしらわれると同時に、つや消し仕上げのクラスター・ベゼルがクラスターのアイスブルーのバックライトで照らされ、夜間走行時のスポーティな雰囲気が演出されている。
北米エクステリアデザインのエグゼクティブディレクター、マイケル・シムコーは、「自分のクルマにこれまで以上の個性と存在感を求めるユーザーのために用意したRSパッケージでは、力強いフロント・フェースとクーペライクなプロポーションをベースとした従来のクルーズの特徴がさらに際立ったものとなっている」と語った。
コンパクトセグメントにおけるミッドサイズカーの存在感
クルーズの各モデルはいずれも、ミッドサイズカーの持つ室内空間と快適性、さらには北米でのコンパクトカーに対する先入観を覆すセグメント・トップレベルの装備と仕様を実現している。
エコの他に、2011年型シボレー・クルーズにはLS、LT、LTZの3モデルが展開される。標準およびオプション装備は以下のとおり。
• 10個の標準エアバッグ(フロント、フロントサイド、ルーフレール・ヘッドカーテン、リアシート・サイド、新型フロント・ニー・エアバッグ)
• Bluetooth、USB接続機能、XM衛星ラジオ、ナビゲーション・システム
• 標準オンスター・ルート案内、情報案内などが受けられる1年間の「Directions and Connections」サービス
• マクファーソン・ストラット・フロント・サスペンション、Zリンク・リアサスペンション。16インチ、17インチ、18インチホイール
• 標準装備のスタビリトラック電子制御スタビリティ・コントロール(転倒検知付き)、トラクション・コントロール、アンチロック・ブレーキ
• 燃費低減に寄与するラックマウント電動パワーステアリング
• セグメントに期待されるレベルを超える静粛性、スムーズさ、洗練性
上級感あふれる素材が特徴のインテリア、そして通常は大型車や価格の高いモデルに見られるような装備の数々がすべてのモデルに採用される。他のオプション装備には、Bluetooth接続およびナビゲーション・システムがある。
クルーズのエコテック1.4Lターボエンジンは必要に応じて大排気量エンジンと同等の性能を発揮するにもかかわらず、大半の走行条件下では小排気量4気筒エンジンと同等の効率を維持する。このエンジンはエコ、LT、LTZモデルに標準で搭載される。最高出力138HP(103kW)、最大トルク148lb-ft(200Nm)を発揮するこのエンジンの最大航続距離は500マイル(800km)。今回クルーズに搭載されたエコテックは燃費効率が良く、運転する楽しさがあり、パワフルな、シボレー初の小排気量ターボエンジンである。
LSグレードに標準で装備されるのは、最高出力136HP(184kW)、最大トルク123lb-ft(166Nm)のエコテック 4気筒1.8Lエンジン。いずれのエンジンも、性能と燃費を最適化するための可変バルブタイミング機構の採用など、燃費を十分に考慮して設計されている。
クルーズの各エンジンと組み合わされるのは、6速マニュアル/オートマチック・トランスミッションである。いずれのトランスミッションも秀逸な燃費の実現に貢献している。
品質および耐久性の面でも、シボレーの開発陣は実に400万マイルに及ぶ試験を世界中で実施した。これまで米国では販売開始前に世界中での実走試験をここまで行った例はほとんどない。また、アメリカでは最長となる5年間/10万マイルエンジン/トランスミッション保証も用意される。
以上

