PRESSRELEASE プレスリリース

2009.10.13

「シボレー・カプリス」新型警察車モデルが2011年に任務始動

デンバー ― 新型「シボレー・カプリス・PPV(ポリース・パトロール・ヴィークル)」が、2011年に北米各地の法執行機関に採用されることが決まった。「シボレー・カプリス・PPV」は、最新のフルサイズ後輪駆動車で、V8・V6両エンジンに対応し、特別仕様の設備と機能を備えている。

シボレーは、コロラド州デンバーで開催された国際警察署長協会(International Association of Chiefs of Police)の年次集会にてこの発表を行った。「シボレー・カプリス・PPV」の発注受付は来年開始され、2011年初めには実際に路上に登場する予定。

GMのフリート・コマーシャル・オペレーション所属のゼネラルマネージャー、ジム・キャンベルは、「この新型『シボレー・カプリス』警察車両は、現在の法執行機関にぴったりのツールだ。我々は警察関係のお客様からいただいた多くのフィードバックを活用して、主要地域で採用されている『クラウン・ビクトリア』に勝る車を開発してきた」と述べている。

グローバル・シボレー・ブランド所属のブレント・デュワー副社長は、「『インパラ』および『タホー』と並んで、この『カプリス・PPV』が加わり、法執行機関は、これまで以上に幅広い種類の警察車両・特別役務車両を、シボレーブランドから選ぶことができるようになる」と話した。

市場に出ている他の警察車両と違い、「カプリス・PPV」は北米で一般市民向けに販売されている既存の乗用車モデルを原型としていない。「カプリス・PPV」は、アメリカの主要各地域において、警察任務用に特別に開発され、以下に示すような最新の設備と機能を装備している。


• 低燃費技術「アクティブ・フューエル・マネジメント」を採用したパワフルな6.0リッターV8エンジンを搭載し、「E85」に対応。停止状態から時速60マイル(96キロ)に達するまでの所要時間(6秒未満)および最高速度においてはクラストップが見積もられている。V6エンジンも2012年型モデル以降で対応
• フロントシートのみのサイドカーテンエアバッグをオプション搭載することにより、後部座席バリアを幅いっぱいに使用することができ、職員の安全性を確保することができる
• トランク内蔵型バッテリーを2つ搭載。その1つは様々な警察用備品の電力源専用として使用される
• 5人乗り設計なので、ダッシュボードのアッパーセンタ部分を、エアバッグの作動を妨げる心配をすることなく、警察用備品の搭載スペースとして使用することができる
• インダッシュ式のタッチスクリーンコンピューターに対応
• 車は職員の事実上のオフィスと言っても過言ではない。そこで、前部座席は、長時間乗っても快適な乗り心地が確保されるよう特別に設計されている。例えば、警察官ベルトの大部分を格納できるようなスペースが設けられている

フロントシートは警察官ベルトが納まるように削られ、あらゆる体格の警察官に極めて快適な乗り心地を提供。シートの背もたれのフォーム密度や内臓クッションの表面も、警察官ベルトに装着される様々なアイテムの形に合わせた設計になっており、警察官の背中が背もたれにちょうどフィットするのである。

シートデザインのリードマネージャーであるボブ・デミックは、「『シボレー・カプリス・PPV』のシートは、長時間を車内で過ごす警察官の乗り心地と実用性に革命をもたらした。またこのシートは乗り降りがしやすい設計でもあり、警官は容易に素早く車から出ることができる。背もたれのボルスター(クッション)などは、銃、テーザー銃、手錠など、ベルトの装着品がぴったり納まるように意図的な形に作られた。これらの装着品は下部のボルスターに彫られたくぼみに心地よく収まる。このようにきちんとフィットする設計になっていることは、トリムカバー表面の長持ちにもつながる」と話している。

乗り心地のほか、シートの素材選びにも注意が払われ、日々の長時間の使用にも耐えられる頑丈な素材が採用された。通気性、長期耐久性、クリーニングのしやすさも、選択基準の重要なポイントとなっている。

エンジニア達はシートの試作を繰り返し、2~3パターンのひな型を現場の警官の車に1ヶ月間取り付けてもらい、実地体験に基づくフィードバックを入手した。最終デザインを決める際には彼らの意見を大いに役立てた。


■クラストップのスペース

この「シボレー・カプリス・PPV」には、「シボレー・カマロ」と同じく、GMの世界共通の後輪駆動車両ファミリーに属するアーキテクチャーが採用された。中でも最長の3010ミリメートル(118.5インチ)のホイールベースが使用され、警官が遭遇するであろういくつかの場面において極めて重要となる、レスポンスに優れた高性能走行を提供する四輪独立懸架が採用された。

「カプリス・PPV」の長いホイールベースは、また、非常に広い空間を作り出している。主なライバル車と比較すると、以下の点が強みである。
• 室内容量は、フォードの「クラウン・ビクトリア」よりも広い3172リットル(112平方フィート)。またレッグルームも101ミリメートル(4インチ)近く広い。
• フロントシートとリヤシートの間のバリアの位置を大幅に後方へずらしたことで、フロントシートの前後移動距離やリクライニングスペースが大幅に向上。
• 535リットル(18立方フィート)のフリースペース(トランク内のバッテリー以外のスペース)を提供する大容量のトランクは、トランク内収納エリアの平らな床下にフルサイズのスペアタイヤをしまうことができる十分な広さ。

「カプリス」の6リッターV8エンジンの最高出力は355馬力(265kW)、最大トルクは1フィートあたり384フィートと見積もられており、警察業務用に調整された6速オートマチックトランスミッションを搭載。その他の、警察車両に特化したパワートレインおよびシステム機能は以下のとおり。
• 高出力オルタネーター
• エンジンオイルクーラー、トランスミッションクーラー、パワーステアリングクーラー
• ボルトオンタイプのセンターキャップ付き18インチスチールを標準装備
• 頑丈なブレーキパッド付き大型4輪ディスクブレーキ
• 頑丈なサスペンション構成要素
• 警察仕様のスタビリティコントロールシステム
• インストルメントクラスターに、選べるスピードトラッキング機能付きドライバー情報センターを搭載

その他の補完機能としては、スポットライトなどの特別装備、パワーウィンドウおよび電動ロックのロックアウト機能、“覆面”走行用外観パッケージ(9C3)などがある。

また、室内設備用スペースをより確保するため、標準装備のラジオをトランクに設置しなおすことができ、これによってインダッシュ式タッチスクリーンコンピューターの使用が可能となる。


■パトロールカーとしての「カプリス」:これまでの流れ

「シボレー」と法執行機関との関係は、「シボレー」ブランドそのものの歴史と同じくらい古い。過去数10年間、警察機関は「シボレー」のセダンを警察車両として使用し、基本設備とパワフルなV8エンジンを搭載した車を発注してきた。中には、最大315馬力を発揮する1959型「ビスケイン」のように、通常の生産モデルでは提供不可能なエンジンを搭載したモデルもあった。  

「シボレー」のフルサイズモデルが初めて警察車両として採用されたのは1976年。新しい2011年型モデルを含む「カプリス」の全警察車モデルは、「9C1」と呼ばれる発注コードに対応している。警察車両としての「シボレー」の簡単な歩みは以下の通り。

1959年:最高時速135マイル(216キロ)の「シボレー・ビスケイン」警察仕様モデルが登場。特別仕様の348立方インチV8エンジンが搭載された

1965年:新型“ビッグブロック”396エンジンを搭載した「ビスケイン」および「ベルエア」警察モデルが登場し、最強パトロールカーの仲間入りを果たした。1966年には427V8エンジンが加わる

1976年:発注コード「9C1」に対応したフルサイズの「シボレー」警察モデルが初めて注文される。「インパラ」の名称で呼ばれる

1977年:フルサイズ「シボレー」のサイズが縮小される。警察特注仕様「9C1」パッケージおよびモデル名「インパラ」の使用は継続された

1986年:「インパラ」から「カプリス」に名称が変わり、1980年代半ばから後半にかけて車両がアップデートされる。例)パワフルな5.7リッタースモールブロックV8エンジンのオプション提供など

1991年:「カプリス」のニュージェネレーションモデルが登場。「9C1」警察モデルもまだパトロールに使用されていた

1994年:「カプリス」の「9C1」モデルに260馬力(194Nm)LT1V8エンジンが搭載される。過去最速のフルサイズ警察車両の一群に名を連ねる

1996年:GMのフルサイズのボディー・オン・フレーム構造のアーキテクチャーが廃止され、「カプリス」警察車両の生産が終了

2011年:「カプリス・PPV」が任務再開


以上

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