PRESSRELEASE プレスリリース

2009.09.18

「シボレー・エクイノックス」、160万キロを突破 ガソリンと排ガスゼロの走行で歴史的距離を達成

デトロイト― ガソリンおよび排ガスゼロの走行を実現する燃料電池車「シボレー・エクイノックス」 は、主婦や会計士、コンピューターゲームデザイナーなど、実際に日常生活の中で「エクイノックス」を運転した一般の人々の走行距離が100万マイル(160万キロ)を突破したことを発表した。

燃料電池車「エクイノックス」がこれまでに節約したガソリンは5万ガロン(190000リットル)。これに貢献したのは、世界最多となる100台以上の市場調査用デモンストレーションカー。「エクイノックス」は搭載された燃料電池が発生する電気によって走行し、排出されるのは少しの水蒸気だけである。

これまでに約5000人が燃料電池車「エクイノックス」を短距離で試乗した。また、2007年11月に始まった「プロジェクト・ドライブウェイ」と称するプロジェクトの一環として、ニューヨーク、ワシントンD.C.、ロサンゼルスを中心としたグレーター・ロサンゼルス地区に住む8万人以上の参加者がボランティア走行を行った。

燃料電池車「エクイノックス」は約4.2kgの圧縮水素を搭載することができる。これで約168マイル(268キロ超)を十分に走行することができ、その後、5分から7分間の補充が必要になる。また、ブレーキをかけたときのエネルギーを車のバッテリーに還元する再生ブレーキシステムを採用し、走行距離を拡大させている。参加ドライバー達は、ニューヨーク、ワシントン、サウスカリフォルニアにある水素スタンドで補充を行う。

「プロジェクト・ドライブウェイ」のシボレーの責任者Mark Vannは、「我々は100マイル突破に焦点を当ててやってきたわけでは全く無かったが、非常に多くの勉強をさせてもらえた。この経験を通して、燃料電池車両の実用化の可能性が明らかになった。実用化は10年や20年先の話ではない、今すぐにでも可能なのだと言える」と述べた。

公式発表によると、100万マイルを達成した際の「エクイノックス」車を運転していたのは、児童書作家であり小学一年生の娘の母でもあるコネチカット州グリニッチ在住のJeanine Behr-Getzさん。Behr-Getzさんは、環境への配慮とアメリカの石油使用量削減を考慮して燃料電池車両の購入を検討していることから、「プロジェクト・ドライブウェイ」の参加者に選ばれた一人。

Behr-Getzさんは、「シボレー・エクイノックス燃料電池車は、私の家族にとっても、食料雑貨類やゴルフクラブ、仕事道具を運ぶうえでも何の支障もないし、私が持っている化石燃料で走るクロスオーバーと何ら変わりない走行ができた。おまけに、学校では、子供を待つ迎えの車の列の中で、アイドリングが許されたのは私だけだった」と語った。

「プロジェクト・ドライブウェイ」の参加者は、約2ヶ月間、ミッドサイズクロスオーバー車「エクイノックス」を保有し、燃料費や保険料を負担しない代わりに、定期的にエンジニアへのフィードバックを行う。人々に実際の車両とともに生活してもらうことは、シボレー燃料電池車の改良に役に立つものである。再生ブレーキの踏み心地に改良が施されたのも、利用者のコメントを反映してのことだった。

南カリフォルニアでエクイノックス燃料電池車を運転しているStephanie Whiteさんは、「初めてこの車のことを聞いた人は、おそらく実験車両のようなものを想像すると思う。だからこの車を実際に目にしていかにリアルな車なのかが分かり、しかも実際に運転してみると、『この車はどこで買えるの?』とか『いつ買えるの?』ということを知りたくなるのだ」と話した。

燃料電池車「エクイノックス」は、シボレーが推進している自動車電気化戦略の一端である。この戦略に沿って来年には長距離電気自動車「ボルト」の量産が予定されている。燃料電池車「エクイノックス」に関して寄せられたフィードバックや得られた知識は「ボルト」の開発チームにも共有されている。

水素動力車両が容易に一般の交通手段と成り得ることは「プロジェクト・ドライブウェイ」で明らかになったが、開発費が高いことや、燃料補給のためのインフラが無いことが、燃料電池車両を量産化する決断の妨げとなっている。

「プロジェクト・ドライブウェイ」車の貸し出し先は個人だけではない。著名人や各政府・非政府機関にも貸し出されている。例えば米国郵政公社はこれまでに70万超の郵便物をエクイノックスで配達している。バージンアトランティック航空やディズニーもエクイノックスの使用者だ。ディズニーは先日、アメリカのテレビ局ABCファミリー放送のコメディ番組「ルービー&ザ・ロキッツ(Ruby & the Rockits)」の中で、エクイノックスを主役にしたエピソードを製作した。

この「プロジェクト・ドライブウェイ」は、とりわけ、参加車両のほとんどが使用されているカリフォルニア州においてその重要性が評価されている。

「カリフォルニア・フューエル・セル・パートナーシップ(California Fuel Cell Partnership)」(※燃料電池技術に関する協力を目的とした、自動車メーカー、エネルギー供給会社、政府機関、燃料電池技術会社などから成る団体)のCatherine Dunwoody事務局長は、「この100万マイルという距離からは、人々が日常生活の中でエクイノックス燃料電池車両を運転していることがわかる。このマイルのほとんどがカリフォルニア州の道路を走ったもので、一参加者である私が走った何百マイルかもここに含まれている。『シボレー・エクイノックス』のような燃料電池車は、普通の人々に、従来の車と変わらぬ走行距離と利便性をもたらす上、排ガスをゼロにし、二酸化炭素排出量を抑え、持続性のある国内の燃料で賄えるという利点をももたらす」と話した。

以上

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