2007.05.07
シボレー、WTCC2007ヨーロッパ第1戦に大きな期待
テストでの好成績と新タイプのエアロダイナミクスで、チームに手応え
チューリッヒ(スイス)/ウェリングバラ(英国) - ブラジルでのオープン戦から7週間が経過し、2007年世界ツーリングカー選手権(WTCC)のチームとドライバーは、合計で9戦が行われるヨーロッパシリーズの第1ラウンドに向け、本格的に調子を上げてきた。レースの舞台は、かつてF1オランダGPが開催されたザントフォールト。ほとんどのチームが冬場のうちにすでにテスト走行を終えており、ドライバーたちは皆、この北海にほど近い砂丘に囲まれたサーキットへの対応に余念がない。冬場のテストを終えたシボレーチームも、2007年モデルのシボレー・ラセッティ(オプトラ)WTCのフロント周りを改良、数ヶ月に及ぶ徹底的なテスト走行と開発の結果、エアロダイナミクスを著しく向上させている。
ブラジルでの第1戦から、ザントフォールトで行われた第2戦までかなりの間隔が空いたが、その間シボレーチームはただ漫然と過ごしてきたわけではない。英国、ドイツのオッシャースレーベン、オランダのザントフォールト、イタリアのモンツァと、各地のサーキットで広範なテスト走行を実施し、オッシャースレーベンでのFIAグループテストでアラン・メニューが最速タイムを出すなど、チームメンバーの誰もがオフシーズンから抱いていた、「2007年モデルシボレー・ラセッティWTCなら勝てる」という直感が確信へと変わり、しっかりと手応えを掴んだようだ。
各ドライバーのコメント
ニコラ・ラリーニ:「一連のテストで素晴らしい成果を出したチームを、心から祝福したい。オッシャースレーベンとモンツァでのセッションに参加したのは、非常にいい判断だったと思う。セッションに参加したことで、数多くの有益な情報が収集できたし、確実な手応えを感じることができた。特にオッシャースレーベンではアランがベストタイムを出してくれたことで、それが証明された。ドイツのサーキットでも、ここでは過去に例を見ないほどグリップが良かったし、モンツァではユーズドタイヤを履いて走ってみたが、やはりフィーリングは上々だった。これからほとんどのレースが行われるのは夏であり、その条件下でテストを行ったことも役立ったし、ライバルと十分渡り合えることがわかったのも収穫だった。ザントフォールトではいい戦いができると確信している」
ロブ・ハフ:「今年のマシンは、去年よりずっとレスポンスが良くなり、明らかに良いフィーリングを感じている。オッシャースレーベンというと、これまでいつも苦戦していたが、テストではセットアップもスムーズにできたし、その後も問題なかった。これは言い換えると、ザントフォールトのような新たなサーキットでもセットアップチェンジがしやすいという意味で、かなりユーザーフレンドリーになったということ。オランダでのレースは僕らにとって好都合なはずだし、僕自身、このサーキットが大好きだ。コーナーもバラエティに富んでいるし、1周約2分だが、決して飽きることがない。まさにドライバーのための真のサーキットだと思う。ファーストラップさえ切り抜けられれば、いずれのレースでもかなりのポイントが獲れると思う」
アラン・メニュー:「再びザントフォールトでレースができて嬉しい。このサーキットとは、DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)時代からの付き合いだからね。ザントフォールトは、まさにドライバーのためにあるようなトラックだが、広範なテストでまずまずの結果を出せたことで、ここでもいい結果が出せるのではないかと期待している。オッシャースレーベンで最高速をマークできたことも、当然のことながら嬉しいし、表彰台をチームで独占する意気込みで勝ちを狙っていく」
マーク・バスフィールド:「ザントフォールトは、2007年の最初のヨーロッパ戦が行われる地であり、ここで僕らの2007年モデルを初めて走らせる。ブラジルでの初戦を終えてから、英国MIRA(マイラ)のテストコースやロッキンガム、ペンブリーでさまざまなテストをしたし、オッシャースレーベンやモンツァでも公式テストを含め、新しいマシンを幅広くテストしてきた。実際にレースはまだ始まっていないが、毎週マシンのハンドルを握る忙しい日々だった。新たに採用したフロントエアロのほか、エアインテークなどの改良、さらにはサスペンションのセットアップも新しくなる。ドライバーは皆、プライベートテストや、ライバルとの\\\"直接対決\\\"となる公式テストといった場で、この新しいスペックのマシンを十分に乗りこなしてきた。最近のテストの勢いをザントフォールトに持ち込めば、いい結果が出せると思う」
エリック・ニーヴ:「ようやく再びレースができる!僕たちにとって今回のレースは、おろしたての新しいマシンを初めて走らせる。そういう意味では、真のシーズンスタートを切るといってもいいだろう。ブラジル戦以来、僕らは確実に進歩しているし、だからこそ、ほぼすべてのラウンドで表彰台が狙えると思っている。ザントフォールトのサーキットは僕らのマシンとの相性もよさそうだし、オーガナイザーの話からイベント自体もかなり大がかりだという話を聞いている。オランダにいるスタッフたちもWTCCが街にやってくるのを熱い期待を込めて待っている。全体的にファンフレンドリーな雰囲気とシリーズへの親しみやすさから、レース当日は観客席が青色で埋め尽くされるかもしれない。マーケティングの観点からも、ザントフォールトを会場に新たに含めたのは正解だったと思う」
以上

