2005.07.06
コルベットC6-R、独立記念日にワン・トゥ・フィニッシュで優勝
- ALMS第4戦 オリビエ・ベレッタ/オリバー・ギャビン組がGT1クラスで優勝-
米カリフォルニア州レイクビル発 - アメリカン・ルマン・シリーズ(以下ALMS)第4戦の決勝レースが7月4日、米コネチカット州レイクビルのライムロックパークで行われ、オリビエ・ベレッタ/オリバー・ギャビン組のコルベットC6-R 4号車がGT1クラスで優勝。2位にもジョニー・オコネル/ロン・フェローズ組のコルベットC6-R 3号車が続き、先のル・マン24時間耐久レースと合わせてコルベットが今季4戦連続のワン・トゥ・フィニッシュを達成した。また、コルベット勢は総合順位でもそれぞれ3、4位に入るなどアメリカン・スポーツカーの象徴に相応しい強さを見せ、アメリカ合衆国の独立記念日に開催された記念すべきレースに華を添えた。
決勝レースは1周1.52マイルの狭いコース上に多数のマシンがひしめき、まるで週末の渋滞を思わせるような混雑のなかに展開。コルベット勢は3号車がコースアウトしてタイヤバリアにマシンをヒット、4号車もパンクに見舞われるなど、アクシデントを経験しながらも55秒以内のラップタイムを連発し、2時間45分におよぶ熱戦を制した。
優勝したコルベットC6-R 4号車のオリバー・ギャビンは、「コルベットC6-Rは、初めて走るライムロックでも素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。このコースはタイトでツイスティ、しかも多数が入り乱れての接戦となったが、我々はスムーズに走ることができた。オリバーは第1スティントで素晴らしい走りをみせたが、アクシデントに見舞われたのは良いレースだっただけに残念だ。それ以降は忍耐強くトラブルを避けるようにした」とコメント。さらに、「唯一の異変は、左のリアタイヤの空気圧低下を感じたこと。ちょっと危険な状況だったが、チームは完璧に対処してくれた。ピットレーンに入るほんの数秒前に無線でピットインを伝えたのだが、ピットに着いたときには既にタイヤ交換の準備が整っていた。まるで魔法でも使ったかのように素早い対応をしてくれたよ」と続けた。
同じく4号車のオリビエ・ベレッタは、土曜日の予選で最速タイムを記録。自身のALMSにおける通算15回目のポールポジションを獲得して決勝に臨み、レース序盤にはコルベットC6-Rの速さを生かして縦横無尽の活躍を見せた。
ル・マン24時間でもオリバー・ギャビン、ヤン・マグヌッセンとともに勝利したオリビエ・ベレッタは、「とにかくマシンが素晴らしく、完璧だった」とコメント。さらに、「コースが狭い上に信じられないくらい混んでいたが、それは去年のレースで経験済みだ。エンジニアとチーム・クルーが完璧な仕事をしてくれたので、とても快調に走ることが出来た」と続けた。
2位表彰台を獲得したコルベットC6-R 3号車のレースは、全てが平穏というわけではなかった。56秒台のラップタイムでGT1クラス2位を走行していたロン・フェローズは、プロトタイプクラスのマシンに追突されてタイヤバリアにヒットするというアクシデントに見舞われた。
ロン・フェローズは、「ターン7で行き場を失い、コースアウトしてしまった。後続車が彼が私を抜こうとしているとは思わなかったのでターンインし始めたら、相手が突然ノーズを突っ込んできた。彼はもう少しだけ辛抱してくれればよかったんだ。ラインを外したために路面のゴミやタイヤラバーを拾ってしまい、コースアウトしてしまった」とコメントした。
フェローズが傷ついたマシンをいたわりながらピットに戻ると、チームは素早く作業を開始。ダメージを受けた前後のフェンダーをテーピングで補修しタイヤ交換を済ませると、交代したジョニー・オコネルによってレースに復帰した。このアクシデントで3号車は、GT1クラス5位にまで順位を下げる。
オコネルは先行するライバルを猛追し、毎週その差を秒単位で縮めていった。スタートから2時間になろうという時には、チームの戦略的なピット作戦が功を奏し、オコネルはGT1クラス2位に躍進していた。
ジョニー・オコネルは、「再びワン・トゥ・フィニッシュを達成し、コルベット・レーシングにとって素晴らしい成績を残すことができた。しかし、ぶつかったり激しく追い上げたり、タフな1日だったよ」とコメント。さらに、「運悪くコースアウトしたが、チーム・クルーが本当に素晴らしい仕事をしてくれたおけげで、傷だらけになりながらも変わらない速さで走ることができた」と続けた。
コルベット・レーシング・プログラムマネージャー、ダグ・フィーハンは、この日コルベットC6-Rが見せたパフォーマンスについて、「細部に至るまで、我々は総合力の高いパッケージを実現している。今日の結果はドライバー、マシン、クルー、エンジニアの全てが進歩を遂げて導いたものであり、コルベットC6-Rの設計の優秀さの証左だ。コルベットC6-Rが耐久レースのために産み出されたマシンだということを実証することもできた。3号車は大きなダメージを受けたが、ロン(フェローズ)は無事にピットに戻ることができ、修復も可能だった。さらにその後もレースに戻って走り続け、クラス2位、総合4位でフィニッシュして見せた」と語った。
さらに、フィーハンは、「つまるところ、我々は素晴らしいエンターテイナーだったというわけだ。寝ていたかテレビのスイッチを切ってでもいない限り、今日のレースを楽しまなかった人はいなかっただろう」とコメントした。
ALMS第5戦の決勝レースは7月17日、カリフォルニア州ソノマのインフィニオン・レースウェイで行われる。
ALMS第4戦 暫定結果
1位 ベレッタ/ギャビン / コルベット C6-R 4号車 /159周
2位 オコネル/フェローズ / コルベット C6-R 3号車 /157周
3位 ボシェラー/モウレム / サリーンS7R /156 周
4位 ベルトリーニ/バビーニ / マセラティMC12 /156 周
5位 フィッジ/ダルジール / コルベットC5-R /155周
6位 ウィガード/ルゴーロ / ダッジ・バイパー /DNF

