PRESSRELEASE プレスリリース

2005.08.02

ALMS第6戦 コルベットが表彰台を独占

- 新旧コルベットが歴史に残る1-2-3フィニッシュで勝利 -

米オレゴン州 ポートランド発 - アメリカン・ルマン・シリーズ(以下ALMS)第6戦の決勝レースが7月30日に行われ、オリバー・ギャビン/オリビエ・ベレッタ組のコルベットC6-R 4号車がGT1クラスで優勝した。 2位には0.623秒差でジョニー・オコネル/ロン・フェローズ組のコルベットC6-R 3号車が続き、さらに、パシフィック・コースト・モータースポーツ・チームから参加のコルベットC5-Rが3位表彰台を獲得するなど、新旧コルベットが表彰台を独占する活躍を見せた。

コルベット・レーシングの2台は総合順位でも5位、6位に入り、GT1クラスのレベルアップを図って導入された最近のルール変更に疑問を投げかける結果となった。レース前半は2台のコルベットとサリーンS7R、マセラティMC12の4台がしのぎの削る展開となった。スタートから50分が経過すると、プロトタイプ・クラスのアウディがシケインでスピン。GT1クラス首位走行中のコルベットC6-R 4号車に接触し、コルベットは右リア周りにダメージを受けた。しかし、最初のピット・ストップを終えると、2台のコルベットがいつものようにGT1クラスの首位グループを形成した。

予選でGT1クラスのポールポジションを獲得した4号車のオリビエ・ベレッタは、スタートでサリーンS7Rに先行を許し、その後34分間にわたりリードを許した。ベレッタは徐々にライバルとの差を詰めてゆき、フェスティバル・カーブ・シケインで再び首位を奪回、勝利を決定的なものとした。

ベレッタは、「スタートでリスクを犯したくなかったので先に行かせた」と語り、さらに、「サリーンは直線がとても速く、なかなか抜くことができなかった。差を拡げられないようについてゆくのに苦労した。ブレーキングで僅かに有利だったので、何度も何度もプレッシャーを与え続けた。最後には彼のミスを誘って抜くことができた」と続けた。

その15分後。ベレッタに災難が降りかかる。ストレート・エンドのシケイン入り口で、アウディのマシンがリア・タイヤをロックさせてスピン、ベレッタのコルベットC6-Rに追突する。

ベレッタは、「ピットから後方にプロトタイプのマシンが近づいているから注意するように告げられていた」と述べ、「まだ相手との間に充分な差があると思ったので、通常のラインでコーナーにアプローチしたら、突然大きな衝撃を感じたんだ。その後、マシンの状態が心配だったが、ラップタイムに影響は見られなかった。コルベットC6-Rは本当に頑丈だ」と続けた。

コンビを組むオリバー・ギャビンは、「オリビエ(ベレッタ)は少しステアリングの調子が悪いと言っていたが、マシンに乗ってみると想像以上に悪かった。最後まで走りきることは不可能にも思われたが、チームの作り上げたマシンには高い回復力が備わっており、何も心配することは無かった」と語り、さらに、「予定外のピット・ストップが必要かとも思われたが、オリビエ(ベレッタ)は首位を保ったままピットに戻ってきた。の後は、まるでチーム・スタッフが魔法をかけたように、順調にレースを続けることができた。このピットワークとマシンの堅実さが勝因だ」と続けた。

また、ギャビンは、「いつも通り、ロン(フェローズ)とジョニー(オコネル)はハードに攻めてきた」とコメント。さらに、「再びワン・トゥ・フィニッシュすることができ、チームにとっても素晴らしい結果を残すことができた」と加えた。

2位でフィニッシュしたコルベットC6-R 3号車のロン・フェローズは、GT1クラス予選2位からスタート。序盤こそ4位に沈んだが、スタート18分後にマセラティを抜き3位、52分後にサリーンを抜いて2位と着実に順位を上げていった。

フェローズは、「新しいルールのために、直線速度はマセラティとサリーンのほうが我々よりも速く、彼らの後方に甘んじることになった」とコメント。さらに、「このコースではまるでドラッグ・レースのような走りになり、抜くのが難しい。我々のマシンはミシュラン・タイヤを履いており、強力なブレーキングを発揮した。そのおかげで2台を抜くことができた」と続けた。

コルベットC6-R 3号車は、最初のピット・ストップでドライバー交代と同時にソフト・コンパウンドのタイヤへと履き替え、ジョニー・オコネルが4号車との差を詰めることに成功する。一方の4号車も2回目のピット・ストップでソフト・コンパウンド・タイヤを履き最終スティントに臨み、2台のコルベットC6-Rがワン・トゥ体制でフィニッシュに向かった。

ジョニー・オコネルは、「マシンが本当に素晴らしかった。タイヤ選択も上手くゆき、2台ともソフト・コンパウンド・タイヤを履いてフィニッシュしたが、まだまだ走れそうな感じだった。事は大局的に見るべきであり、私とロン(フェローズ)はチャンピオンシップを勝ち取ることに照準を合わせている。」

強い太陽の照りつける午後5時にスタートしたレースのフィニッシュは午後7時45分。夕暮れを迎え、最後の1時間は気温の低下が見られた。コルベット・レーシング・プログラム・マネージャー、ダグ・フィーハンは、「スタート時とフィニッシュ時では、気温が大きく変化すると認識していた」と語り、さらに「プラクティスで高温と低温の状況を経験することができたので、週末を通じてタイヤ戦略を練り上げることができた。期待以上の成果を得ることができた」と続けた。

優勝を飾ったコルベットC6-R 4号車のチーフ・クルー、レイ・ゴングラは、「気温の低下とともにソフト・コンパウンド・タイヤの選択ができるようになり、よりハードな走りが可能になった」と語り、「ソフト・タイヤへの交換が早過ぎれば、タイヤが最後まで保たなかったかもしれない。ギャンブルを避け、当初の戦略に従い、的確にそれを実行した」と続けた。

GT1クラスの表彰台は、2台のワークス・コルベットC6-RとともにプライベーターのコルベットC5-Rが占め、ALMS史上初のコルベットによる独占となった。

ダグ・フィーハンは、「レース終了間際にパシフィック・コースト・レーシングのピットに行き、彼らを祝福した」と語り、さらに「彼らはミスを犯すこともなく、ピット・ストップも良かった。それを実行すれば上位フィニッシュは可能だ。コルベットにとって素晴らしい1日になった」と続けた。

次戦、ALMS第7戦の決勝レースは8月22日、米ウィスコンシン州エルクハート・レイクで行われる。

ALMS第6戦 暫定結果
1位 ギャビン/ベレッタ/ /  コルベット C6-R 4号車  /132周
2位 オコネル/フェローズ  /  コルベット C6-R 3号車  /132周
3位 フィッジ/ダルジール / コルベットC5-R     /131 周
4位 ベルトリーニ/サロ / マセラティMC12        /130 周
5位 ウィガード/ルゴーロ / ダッジ・バイパー   /123周
6位 ボシェラー/モウレム / サリーンS7R   /48

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