2006.11.17
コルベット・レーシングのスモール・ブロックV8エンジン、「グローバル・モータースポーツ・エンジン・オブ・ザ・イヤー」賞を受賞
- 信頼性、シンプルさ、高出力。多くの専門家から圧倒的支持を受けたLS7.Rエンジン -
独ケルン発 ミ 11月9日、ドイツのケルン市で開催された「プロフェッショナル・モータースポーツ・ワールド・エキスポ」において、コルベット・レーシングのLS7.R エンジンが、「グローバル・モータースポーツ・エンジン・オブ・ザ・イヤー」賞を受賞した。これにより、GMの伝統あるスモール・ブロックV8エンジンの歴史に、新たな1ページが加わったことになる。
レース専用に開発されたLS7.Rエンジンは、量産タイプのLS7スモール・ブロックV8エンジンと共通のアーキテクチャーを採用したもので、2006年 6月18日に行われたル・マン24時間耐久レースでは、コルベット・レーシングに5度目のGT1クラス優勝をもたらした。また、今シーズンのアメリカン・ル・マンシリーズ(ALMS)でも非常に優れたレコードをマークし、マニュファクチャラーズ、ドライバーズ、そしてチームとチャンピオンシップ3冠独占の活躍を支えた。
GMレーシングのディレクター、マーク・ケントは、「今回の受賞は、GM伝統のスモール・ブロックV8エンジンの歴史にとって記念すべきものとなった。 LS7.Rは小型化、シンプルさ、高信頼性、高出力といった従来の長所を維持しつつ、高いレベルでさらなる進化を遂げた。GMのスモール・ブロックV8 は、世界で最も成功を収めた量産ベースのレースエンジンとなった」と語った。
2006年レースエンジン・オブ・ザ・イヤー賞は、『レースエンジン・テクノロジー』誌の主催によるもので、選考方法は、まず同誌の編集者が4つの部門につき、それぞれ3基のエンジンをノミネートする。その後、モータースポーツ界を代表する50人のレースエンジン・エンジニア達による投票で最終決定される。他の部門には、「ノースアメリカン・レースエンジン・オブ・ザ・イヤー」、「オルタナティブ・パワー・レースエンジン・オブ・ザ・イヤー」、「グランプリ・エンジン・オブ・ザ・イヤー」がある。
「レースエンジン・テクノロジー」誌の編集者、イアン・バムジーは、「コンペティション・エンジンを対象とした賞で、これほど多くの専門家が投票に参加してくれたことに驚いている。各部門の受賞エンジンとも、同じ世界で活躍するプロによって選ばれた、まさに最高のエンジンだ」と語った。
コルベット・レーシングのエンジンマネージャー、ロジャー・アレンは、「このような名誉ある賞を受賞したことにより、GMレーシングの技術の高さ、そして LS7.Rエンジンの成功に貢献してきた、提携企業やサプライヤーの存在にも注目してもらえることになるだろう。ル・マン優勝、ALMSチャンピオンシップ優勝、そして今回の受賞は、パートナーであるプラット・アンド・ミラー社、ケーテック社、そして部品サプライヤー各社によるチームワークの賜物である。私個人としても、このエンジンの設計に携わることができ、エンジニアとして名誉に思う」と語った。
量産型のLS7スモール・ブロックV8エンジン(511ps)は、GMパワートレインによって開発され、コンペティション・モデルのコンポーネントや設計をベースとするコルベットZ06に搭載されている。このLS7は、チタニウム製のコネクティング・ロッドやインテーク・バルブ、ドライサンプ方式のオイル潤滑システム、CNCポート加工されたシリンダー・ヘッドなどを採用。レースで培ったコルベット・レーシングの技術が随所にフィードバックされている。
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