PRESSRELEASE プレスリリース

2008.01.12

シボレー、インディ500のペースカーとなるコルベット’08年モデル2台を公開

2度のインディ500優勝経験をもつエマーソン・フィッティパルディが、第92回インディ500のペースカー、コルベットZ06 E85コンセプトをドライブ

インディアナポリス発-2008年のインディアナポリス500マイルレース(インディ500)で、際立った個性を放つ2台のコルベットが公式ペースカーを務める。1台は燃料問題に対するコルベットの取り組みを実証するZ06 E85コンセプト。もう1台はコルベットのペースカーとして30年の歴史を飾る、アニバーサリーエディションである。このほど、コルベットおよびインディアナポリス・モーター・スピードウェイの関係者らはインディアナポリス・オートショーに一堂に会し、歴史的な発表を行った。

Z06 E85コンセプトは、E85燃料用にカスタマイズされたもので、インディカーシリーズで全レースカーに使用されるE100燃料と同様、国内で生産される代替燃料E85を使用する。このペースカーのドライバーには、インディ500で2度の優勝経験を持つエマーソン・フィッティパルディが予定されている。

アニバーサリーエディションは、コルベットがインディ500で初めてペースカーを務めた1978年モデルの誕生30周年を記念したモデルで、ブラックとシルバーを基調としたボディカラーを採用。コルベットは、クーペ、コンバーチブル合わせて計500台の限定モデルを生産する意向で、各モデルにはケンタッキー州ボーリンググリーンにあるコルベットの組立工場で、フィッティパルディのサインが記されることになっている。

シボレーのゼネラルマネージャー、エド・ペパーは、「ペースカーを務めるコルベットZ06 E85コンセプトは、市販段階ではないものの、ガスフレンドリー(低排出ガス)からガスフリー(排出ガスゼロ)を目指すシボレー燃料問題への取り組みを実証した高性能フレキシフューエルモデルである。生まれ故郷のブラジルでエタノール製造に携わるエマーソン・フィッティパルディは、E85燃料開発に取り組むGMを支え、インディ500におけるコルベット初のペースカー採用30周年を記念するにふさわしい人物だ。」と述べた。

第92回インディ500は2008年5月25日(日)に開催される。コルベットが公式ペースカーとして参加するのは今回で10度目となるが、これは自動車メーカーの中で最多回数となる。

インディアナポリス・モーター・スピードウェイ会長兼COO(最高執行責任者)のジョーイ・チトウッドは、「同じ年にインディ500で2台がペースカーを務めるのはコルベットが初であり、まさにコルベットならではの快挙といえる。シボレーおよびコルベットはインディ500のテーマ “The Greatest Spectacle in Racing(レース界最大のスペクタクル)”が築き上げてきた豊かな歴史の一端を担っている。また、レース界の立役者でもあり代替燃料の推進者であるエマーソン・フィッティパルディをペースカードライバーとして迎えることができ、光栄だ。」と述べた。

コルベットZ06 E85コンセプト
ペースカーを務めるコルベットZ06 E85コンセプトは、Z06の市販モデルをベースとしている。Z06はすでに最速かつ最強の1台として名声を確立しているが、Z06 E85コンセプトは、その高性能な走りにオクタン価が高く、さまざまな穀物から製造することができる代替燃料を組み合わせている。

E85燃料はエタノール85%、ガソリン15%の混合燃料で、温室効果ガスの削減や石油への依存減少にメリットがある。GMはE85燃料対応モデルの先駆者としてこれまで250万台以上のE85燃料対応の乗用車、トラック、SUVを販売しており、今後もその数は増え続けていく予定である。2008年は、7 車種のE85燃料対応モデルを発売する。

E85燃料対応モデルに要求される燃料システムや改良されたパワートレイン・コントローラーを除くと、Z06 E85コンセプトは普通の車と何ら変わらない。他車と大きく異なるのは、見る角度、光のあて方によってグリーン~ゴールド間で色相が変化するゴールド・ラッシュ・グリーンという独特の塗料を用いたボディカラーである。また、わずかにチェッカードフラッグ柄が入っているのもこの塗装の特徴である。その他追加されたのは、安全装備とストロボライトのみである。

エマーソン・フィッティパルディ:レース界およびエタノール燃料推進の立役者
シボレーを駆って1989年および1993年のインディ500で優勝し、生まれ故郷のブラジルで30年にわたりエタノール精製に携わってきたエマーソン・フィッティパルディは、Z06 E85コンセプトでインディ500を先導するにはまさにうってつけの人物である。

フィッティパルディは、「ブラジルを走るほとんどの車が国内の穀類から製造されたエタノールを使用しており、私自身、ブラジル国内で製造される再生可能燃料がエネルギー問題の解決にどれほど大きく寄与しているかを理解している。Z06 E85コンセプトは、経済・環境の両側面から見ても面白く、高揚感を与えてくれるマシンといえる。レーストラックでハンドルを握る日が今から待ち遠しい。」と述べた。

1993年のインディ500で優勝後、賞品として与えられたコルベットZ06とカマロを所有するフィッティパルディは、ブラジル国内のエタノール関連企業数社の株を持ち、ガソリンに取って代わる代替燃料としてエタノール利用を説く、熱心なエタノール推進者でもある。

ブラジルは、世界第5位の国土を持ち、自動車の燃料におけるエタノール利用で世界をリードしている。ブラジル国内で販売される新車の約70%がフレキシフューエルモデルであり、ガソリンとエタノールの混合燃料あるいは100%エタノール燃料を使用している。過去30年間でエタノールの生産量は飛躍的に増加しており、事実上、同国は輸入原油への依存から完全に脱却した。

30周年アニバーサリーエディション
インディ500のペースカーとして最も知名度の高い1978年モデルを記念して製作されたコルベット30周年アニバーサリー・ペースカーは、ブラックのボディカラーにシルバーのペイントが入ったエクステリアを特徴としている。同モデルは、発表と同時に人気を博し、コルベットの伝統を象徴するシンボル的存在としてインディレースの最前線で活躍し続けている。

エクステリアのボディカラーに加え、アニバーサリーモデルのインテリアには、特別仕様であるツートーンのチタニウムカラーが施され、シートにはインディ 500のロゴが刺繍される。この特別仕様モデルはクーペ、コンバーチブルともに用意され、各モデルにはエマーソン・フィッティパルディのサインおよび製造番号が刻まれる。

クーペ、コンバーチブルともにコルベットの3LTオプションパッケージ、Z51パフォーマンスパッケージおよびデュアルモード・エキゾーストが装備される。その他の主な特徴は以下の通り。
・ 6速マニュアルまたは6速パドルシフト対応オートマチック・トランスミッション
・ 442psを発生させるLS3スモールブロックV8エンジン
・ 鋳造クローム5本スポーク・アルミニウムホイール
・ コルベットZ06専用リアスポイラー
・ シルバーカラーのチェッカードフラッグ・グラフィック
・ インディ500ロゴ入りフェンダーバッジ

価格およびその他オプションに関する詳細は後日発表される予定。

インディにおけるコルベットの歴史
コルベットがインディ500の公式ペースカーを務めるのは10度目。今回で5年連続となるが、これは初の快挙である。さらに、シボレーとしては19度目の栄誉となる。コルベットがペースカーを務めた年とその詳細は以下の通りである。
・ 1978年:1960年のチャンピオン、ジム・ラスマンがドライブ。シボレーは6,502台のレプリカモデルを生産。
・ 1986年:伝説のパイロット、チャック・イエガーがドライブ。市販されたコンバーチブル全7,315台がペースカーをモデルとしており、オーナーの希望によりオフィシャルグラフィックが施された。
・ 1995年:シボレーの当時のゼネラルマネージャー、ジム・パーキンスがドライブ。527台のレプリカモデルを生産。
・ 1998年:怪我で出場できなくなったゴルファーのグレッグ・ノーマンに代わり、1963年のチャンピオン、パーネリ・ジョーンズがドライブ。1,158台のレプリカモデルを生産。
・ 2002年:俳優、ジム・カヴィーゼルがドライブ。レプリカモデルは生産されなかったが、グラフィックが約300セット販売された。
・ 2004年:俳優、モルガン・フリーマンがドライブ。レプリカモデルは生産されず。
・ 2005年:コリン・パウエル前国務長官がドライブ。レプリカモデルは生産されず。
・ 2006年:自転車ロードレースチャンピオン、ランス・アームストロングがドライブ。コルベットZ06が初のペースカーを務める。レプリカモデルは生産されず。
・ 2007年:俳優、パトリック・デンプシーがドライブ。500台のレプリカモデル(全車コンバーチブル)を生産。
・ 2008年:エマーソン・フィッティパルディがドライブ。500台のレプリカモデル(クーペ、コンバーチブル)を生産。

インディ500は一昼夜をかけて行われる世界最大のスポーツイベントであり、また世界で最も有名な自動車レースである。“The Greatest Spectacle in Racing(レース界最大のスペクタクル)”とも称され、米国が世界大戦に参戦した1917-1918年および1942-1945年を除き、1911年以降、インディアナポリス・モーター・スピードウェイで毎年開催されている。第92回インディ500のチャンピオンは、レーサーとしての不朽の名声、有名なボルグワーナーのトロフィー、最低250万ドルの優勝賞金を手にすることができる。

以 上

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