CORVETTE RACING:C5-R
ヨーロッパでレース経験のあるルイス・シボレーがアメリカ大陸の土を踏んでから丁度100年後の1999年。シボレーの名を冠したスポーツカーが再びヨーロッパのレーストラックに舞い戻った。現行型C5コルベットがル・マン24時間レースのオフィシャルペースカーとして姿を見せたのだ。それは、“その先”を容易に想像させる勇姿であった。
その1年後、2000年。ついにC5コルベットのワークスレーシングカー“C5-R”がル・マン24時間レースに現れる。FIA・GTレースのGTSクラスにエントリー。
ル・マン初挑戦にしてクラス3位4位をゲットした。高い戦闘力をアピールしたC5-Rは、その後アメリカン・ルマン・シリーズ(AMLS)で予想通りの大活躍を見せ、第7戦に堂々のクラス優勝を果たした。
2001年もC5-Rの躍進は止まらない。デイトナ24時間レースでは総合優勝およびクラス1-2フィニッシュを達成。ル・マン24時間レースにおいても待望のクラス1-2フィニッシュを成し遂げた。この年、ALMSのタイトルも獲得する。
そして2002年、セブリング12時間レースで1-4位を独占、ル・マンでもクラス1-2を再び達成するなど大活躍をみせ、ALMSでは10戦中9戦で勝利するという圧倒的なパフォーマンスを見せた。
注目すべきは、このレーシングカーが市販モデルの面影をスタイリングだけでなくメカニズム面でも色濃く残している点だ。プラットホームやエンジンユニットなど主なコンポーネンツは市販車を流用し、そこにレーシングカーたるべく改造が施されたもの。その他、パワーステアリング・ポンプやステアリングラック、フロントアッパー&ロワーアーム、リアロワーアーム、オルタネーター、ウォーターポンプなどはすべて市販モデル用を用いている。ベースとなったC5市販モデルの秀でた性能を物語るものだ。







