CORVETTE RACING:C2
C1ベースのレーシングカーとして58年に登場したスティングレイ・レーサーはC2への世代交代を垣間見せた重要なモデルだった。
59年からSCCAのモディファイドクラス(すなわちプロトタイプカー)に出場し、60年にはナショナルチャンピオンに輝いた。
62年秋に誕生した第2世代コルベットは、スティングレイという名前が与えられていた。
先のスティングレイ・レーサー譲りの流麗かつ戦闘的なフォルムにはその名(アカエイ)がいかにもふさわしい。
4輪独立懸架や超ハードスポーツグレードのZ06設定など、企画設計段階からレース活動を考慮したとしか思えない仕上がりで、事実、デビュー直後のSCCAロサンゼルスGPに3台のZ06が出場し見事デビューウィン (Aプロダクションクラス)を果たしている。
その後もC2レーシング、すなわちZ06はSCCAのAプロダクションクラスの常連として活躍。
66年にさらなるパワーを秘めたV8ユニットを手に入れると、AプロダクションクラスのみならずBプロダクションクラスでも旋風を巻き起こした。
両クラスのライバルはコブラやフェラーリといった当時世界一級のスポーツカーであったことは言うまでもない。
プロダクションレースで活躍したZ06以外に、忘れてはならないC2ベースのレーシングモデルがある。
それは63年に登場したグランスポーツ(GS)と呼ばれるレーシングカーだ。FIAによるSWCに参戦するため、大幅にモディファイされたC2レーシングカーで、5台が生産された。
コルベットはC2スティングレイにおいて、GTスポーツカーの世界的な雄となったといえるだろう。







